感染者は3年前の10倍以上!「百日咳」爆発的流行に潜む原因は「ワクチン効果の誤解」だった?――特に乳児は重症化しやすいので注意が必要

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爆発的な流行の背景を医師が解説します(写真:metamorworks/PIXTA)

百日咳が世界中で爆発的に流行しています。

日本国内でも、2022年に499件の百日咳が報告されていますが、2023年には1009件、2024年には4054件と増加しています。

2025年は12週までの時点で既に4100件と、昨年1年間の患者数を上回っており、このままの勢いだと年間1万人を超える患者数が予想されます(図参照※外部配信先ではグラフを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

百日咳の感染者数(国立感染症研究所より)

ワクチンがあるのになぜ流行するのか?

百日咳はワクチンで予防可能な細菌感染症で、日本では1950年から接種が始まっています。すでに多くの人が接種を受けているはずなのに、なぜ百日咳が流行するのでしょうか。

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