どんどん上がる「預金金利」私たちはどうすべきか 微々たる効果?それとも…?

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通帳を手に持つ女性
長年「貯蓄」は不動の1位にいるが…(写真:Luce/PIXTA)

どんどん上がる金利

どんどん金利が上がっている。預金金利の話だ。

まず、2024年冬のボーナスを当て込んだ定期預金1年物のキャンペーン特別金利が1%目前になったことは記憶に新しい。「業界最高水準です」とSBI新生銀行が自信たっぷりに提示したのが、年0.8%という数字。それに対抗したのか、auじぶん銀行は2024年12月4日に出した特別金利0.65%を、急遽同月23日に0.85%に引き上げたうえ、さらに円預金を増やすと年0.15%の利息相当額がもらえるという現金特典も加えた。合計すれば最大年1%になると、強気のアピールをしたわけだ。

さらに、2025年に入ってすぐに、同じくソニー銀行が年0.6%で出していた特別金利を年0.8%に引き上げた。わずか半年前の2024年の夏のキャンペーンでは、特別定期の金利はおおむね年0.3~0.4%だったことを思えば、いきなり2倍まで上がったことになる。

そして、ご存じのように1月下旬に日銀が追加利上げに踏み切った。上記の1年物定期の流れを見ると、2025年夏にこれらの銀行が出すだろうキャンペーン金利はいよいよ年1%を超える可能性が高い。

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