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関西電機大手の序列に“異変”、2社の分かれ道。停滞が続いたパナソニック、急成長を遂げたダイキン

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ダイキン 名誉会長 井上礼之氏
90歳を迎えたダイキンの井上礼之名誉会長。今も世界を飛びまわる(撮影:ヒラオカスタジオ)

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大阪・関西万博が開幕する。2030年にはIR(統合型リゾート)が開業。都市再開発も盛り上がりを見せている。55年前の大阪万博をピークに産業基盤が細ってきた関西経済は、かつての勢いを取り戻せるのか。本特集では関西経済界の最前線に迫った。

電機メーカーとして唯一、単独でパビリオンを大阪・関西万博に出展するパナソニック ホールディングス(HD)。従業員に割引価格で販売する分も含めて20万枚もの入場チケットを購入するなど、関西大手企業の代表格としてその矜持(きょうじ)を見せつけている。

しかし、業績や資本市場からの評価に目を向けてみると、その実態には余裕がない。

時価総額が逆転

下図は同じく関西地盤のエアコン大手、ダイキン工業とパナソニックの過去30年の時価総額推移だ。パナソニックのピークは2000年の約6兆円。その後は2兆円から4兆円前後で推移している。

一方、ダイキンの時価総額はリーマンショックなどで一時的に下落したが、23年までほぼ右肩上がりで8兆円強まで上昇した。

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