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阪急と阪神で明暗くっきり!大阪小売り戦争。「おっさん」に照準を定めた商業施設など新勢力も

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「阪急うめだ本店」と「阪神梅田本店」の外観
大阪駅前に並ぶ「阪急うめだ本店」(写真左)と「阪神梅田本店」(写真:編集部撮影)

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大阪・関西万博が開幕する。2030年にはIR(統合型リゾート)が開業。都市再開発も盛り上がりを見せている。55年前の大阪万博をピークに産業基盤が細ってきた関西経済は、かつての勢いを取り戻せるのか。本特集では関西経済界の最前線に迫った。

業績の明暗が鮮明に

「あの店、ほんまに大丈夫かいな」。大阪の百貨店幹部がこう懸念するのは、大阪駅前に構える「阪神梅田本店」だ。

大阪の主要百貨店では業績の明暗が鮮明になっている。2025年2月の売上高は、「阪急うめだ本店」が前年同月比3.8%増、「あべのハルカス近鉄本店」が2.4%増と好調を維持。一方、「高島屋大阪店」は同3.6%減と低迷し、「阪神梅田本店」に至っては同7.6%もの大幅な落ち込みとなった。

「阪神梅田本店は建て替えて22年4月に開業した後、大失敗している。本来は年商1000億円を目指していたはずだが、まったく届いていない(23年度実績660億円)」と小売り関係者は指摘する。

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