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「万博?最初はネガティブだった」。誘致の旗振り役となった松井一郎・前大阪府知事インタビュー

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前大阪府知事 松井一郎氏
松井一郎(まつい・いちろう)/前大阪府知事。1964年大阪府八尾市生まれ。電気工事会社勤務を経て2003年に大阪府議会議員に初当選。11年に府知事就任。18年に「大阪・関西万博」の誘致に成功。19年に大阪市長就任。23年市長退任(撮影:尾形文繁)

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大阪・関西万博が開幕する。2030年にはIR(統合型リゾート)が開業。都市再開発も盛り上がりを見せている。55年前の大阪万博をピークに産業基盤が細ってきた関西経済は、かつての勢いを取り戻せるのか。本特集では関西経済界の最前線に迫った。

万博誘致の旗振り役となった松井一郎・前大阪府知事を直撃した。

世界の課題解決を主眼とする万博に

──2013年、大阪府・市の特別顧問だった堺屋太一氏(19年死去)から万博をやろうと言われたときは、すぐ前向きになりましたか。

いや、最初はネガティブだった。堺屋さんは1970年大阪万博の立役者だから熱く語っておられたが、インターネットが普及したこの時代に国や企業が物理的な出展をすることがはたして時代の要請なのか、疑問に感じたからだ。

だけど検討しているうちにテーマが明確になってきた。イタリアで行われていたミラノ万博を視察後、仏パリのBIE(博覧会国際事務局)本部でロセルタレス事務局長(当時)と意見交換をした際、彼は言った。「これまでの万博は展示型で国威発揚が主眼だった。これからの万博は新しい技術やサービスを来場者に体験してもらう参加型にしてほしい。それも国威発揚ではなく、世界の課題解決を主眼とする万博にしてほしい」と。

よし、やろうと思った。

──世界の課題とは?

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