山陽電車の「ザ・ターミナル」、山陽姫路駅の存在感 百貨店の巨大ビル2階に頭端式ホームの風格

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
山陽姫路駅
山陽姫路駅は山陽百貨店の建物の2階に位置している(記者撮影)
この記事の画像を見る(65枚)

山陽電気鉄道本線の終点、山陽姫路駅にとって2023年は記念の年となった。明石―姫路間の開業から100周年、駅直結の山陽百貨店は開店70周年、街のシンボル姫路城は世界遺産登録30周年を迎えた。

「私鉄のターミナル」の風格

兵庫県南部を地盤とする山陽電気鉄道の本社の最寄り駅は神戸市長田区の西代駅。同駅は本線の起点で駅番号も「SY01」となっている。東側で神戸高速線に接続しており、さらに阪神本線に直通して神戸三宮や大阪梅田へ1本の電車で行くことができる。

西代駅は大阪梅田―山陽姫路間を走る直通特急が一部を除いて通過するほか、同駅を始発・終着とする電車もないため、起点ではあるが途中駅の性格が強い。かつては頭端式ホームの電鉄兵庫駅が神戸側のターミナル駅として存在したが、1968年に神戸高速線開業に伴って電鉄兵庫―西代間が廃止された。

対して本線の終点、山陽姫路駅は百貨店と一体の巨大な建物の2階に乗り場がある「私鉄のターミナル」の風格を備えている。

山陽姫路駅 頭端式ホーム
私鉄のターミナルらしい雰囲気の山陽姫路駅の頭端式ホーム(記者撮影)
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事