横浜の名門校「聖光学院」はレゴで真理を学ぶ

なぜ「すだれ算」で最小公倍数がわかるのか

ブロックが思考を補助してくれる(筆者撮影)
名門進学校で実施されている、一見すると大学受験勉強にはまったく関係なさそうな授業を実況中継する本連載。第16回は横浜市中区の中高一貫校「聖光学院」を追う。

グループワークが基本。解説はほとんどなし

この連載の一覧はこちら

栄光、浅野と並んで、神奈川御三家の一角として知られる聖光学院中学校高等学校。カソリック系のミッションスクールで、創立は1958年と比較的新しい。オフコースの小田和正は同校卒業生で、「my home town」は聖光学院時代の情景だといわれている。

東大合格者数トップ10に名を連ねる進学校として有名だが、大学受験とは直接関係のない教養教育にも力を入れている。中でも「聖光塾」は、教科の枠を越えた選択制総合教養講座のシリーズだ。

2017年に実施された講座の中から、中1を対象にした「レゴ®ブロックで学ぶ数学」をリポートする。担当は同校卒業生でもある数学科の名塩隆史教諭。夏休み期間中に1日3時間×5日間行われる。見学したのは初日の授業の様子である。

「何色でもいいので、3色のブロックを6個ずつ取っていってください」

教室の片隅には無数のレゴ®ブロックが用意されている。生徒たちはブロックとテキストとして使う小冊子をそれぞれ取っていく。

次ページ私語推奨の授業
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 日本野球の今そこにある危機
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
企業の成長に最も大切なものは<br>新浪剛史氏インタビュー

社員を追い詰めながら業績をひねり出すのではなく、「まずは理念の共有」が新浪流。ローソンから移って5年目、サントリーホールディングスの舵を取る辣腕経営者が、米ビーム社統合でも貫かれた「社員を大事にする経営」の神髄を語る。