東京の名門「女子学院」が施す人間教育の本懐 「聖書」で世界を知り「礼拝」で自分を知る

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「自分で自分を治めなさい」とこまかな校則を定めていない女子学院(筆者撮影)  
名門進学校で実施されている、一見すると大学受験勉強にはまったく関係なさそうな授業を実況中継する本連載。第15回は東京都千代田区の女子中高一貫校「女子学院」を追う。

「聖書」と「礼拝」が教育の両輪

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初代院長・矢嶋楫子は「あなたは聖書をもっています。だから自分で自分を治めなさい」と生徒たちに諭し、校則を設けなかった。女子学院は現在、女子校の中では飛び抜けて自由闊達な校風の学校として知られており、制服はない。

「女子学院の教育の両輪」ともいえるのが毎朝の「礼拝」と週1回の「聖書」の時間だ。聖書の時間といってもキリスト教信者になるための教育ではない。

「あくまで科目としての授業です。数学や英語と同じように、100点満点の定期テストがありますし、そのための勉強もしてもらいます。暗記しなければならない基礎知識も非常に多い。基礎知識とは、自分の頭で考えるための土台です」と聖書科の魚屋義明教諭は言う。

中1の「聖書」の授業を見学した。授業の様子の一部をリポートする。

次ページ中1の「聖書」の授業とは?
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