東大合格率No.1の筑駒は水田で生徒を育てる

都心の超進学校が年間を通して稲作する理由

東大合格率が圧倒的に高い進学校には「田植え」の授業がある(筆者撮影)
名門進学校で実施されている、一見すると大学受験勉強にはまったく関係なさそうな授業を実況中継する本連載。第14回は東京都世田谷区の国立校「筑駒」を追う。

東大合格率ダントツのナンバーワン

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筑波大学附属駒場中学校・高等学校(以下、筑駒)は1学年の生徒数が160人程度であるにもかかわらず、東大合格者が100人を超えることも多い。毎年の卒業生数に対する東大合格率では全国の高校の中でも断トツだ。それでいて、国立学校であるゆえに授業料は公立学校に通うのとほぼ変わらない。

生徒たちはさぞ勉強漬けの毎日を送っているのだろうと想像するかもしれないが、実際の校風は拍子抜けするほどに自由だ。

制服はない。夏ならTシャツと短パンがほとんど。携帯電話やパソコンに関して使用上の制限はあるが持ち込みの制限はない。すべては自律的に判断する。それが筑駒ルール。

さらに、超進学校のイメージを覆す、ユニークな授業がある。中1と高1で実施される「水田稲作学習」である。筑駒は、東京農業教育専門学校(東京教育大学農学部の前身)の系譜を受け継ぐ学校であり、徒歩5分のところに、伝統的に学校が管理・運営する水田があるのだ。

制服は自由で夏場はTシャツと短パンがほとんど(筆者撮影)
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