名探偵シャーロック・ホームズは“メンタルの振れ幅が激しい”、相棒ワトソンは”酒好きな元軍医” 「有名コンビ」の意外に知らない人物像

ホームズはあまり認めたがらないものの、じつは、注目すべきお笑いコンビの片割れでもある(写真:カツ/PIXTA)
シャーロック・ホームズという名前は知っていても、どういう人物なのか、また相棒のワトソンとはいったい誰なのか、じつはよく知らないという人も少なくないのではないでしょうか。世界中にファンがいるホームズとワトソンの意外な人物像について、また2人が「名コンビ」と言われる理由について紹介します。
※本稿は『あらゆる問題を解決できる シャーロック・ホームズの思考法』から一部抜粋・再構成したものです。
相棒ワトソンは「軍医」で「賭博好き」
イギリス文学において、ホームズが比類なき名探偵であることは間違いない。
だが、本人はあまり認めたがらないものの、じつは、注目すべきお笑いコンビの片割れでもある。ホームズは自信に満ちあふれ(ある意味、傲慢)、容赦なくワトソンをからかう。「礼儀正しい」ときでも、彼の褒め言葉はよい意味にも悪い意味にもとれる。
『バスカヴィル家の犬』では、ワトソンに対して上から目線でこう言い放っている。
「きみはみずから光を放つのではなく、言ってみれば導体のような存在だ。才能のない者は、それに働きかけるすばらしい力を持っている場合もあるんだ」
テレビや映画では、ワトソンを不器用な人物に描いている作品も少なくない(代表的なのが、ナイジェル・ブルースがワトソン、ベイジル・ラスボーンがホームズを演じた1930~1940年代のハリウッド映画)。
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