息子が幼いと悩む親に伝えたい「2つの視点」

自発的に動かない子に親ができること

親が子どものことを十分に考えずに、独善的に進めたりしてしまうと…(写真:マハロ / PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【質問】
もうすぐ中3の息子と小6の息子がいます。上の子は、来年は高校受験の年になります。しかし、私から見て、とても子どもっぽくて幼いと感じています。自分で進んで勉強するということがなく、高校についても何も調べたりせず、私が選んで「ここはどう?」などと聞いているという状況です。もう少ししっかりと中学生らしくしてほしいと思っているのですが、このままの状況が続くのではと心配です。小さいときから私が何でもやってあげてきたからかもしれません。今後どのように対応していったらよいか、アドバイスをお願いします。
(仮名:平田さん)

子どもの自立レベルを引き上げるためには

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中学生の息子さんの自立をテーマとしたご相談ですね。いただいたご相談内容では、息子さんが幼いということでしたが、中学生の男子が女子に比べ精神的に幼いというのはよくある傾向です。ですから、平田さんのケースはそれほど特別な問題ではなく、ごく一般的なケースではないかと思います。

ただ、そうはいっても、自分で考え、自分で行動できる自立した人間になってもらいたいという気持ちはよくわかります。「小さいときから何でもやってあげた」ということですから、何でもお母さんがやってくれるのが当たり前になり、その仕組みが出来上がっているかもしれません。その期間が長ければ長いほど、自立させるには時間がかかります。

このようなお話をすると、早く何とかしなければならないと焦ってしまうかもしれませんが、手順を追って対応していかなくてはなりません。そこで、平田さんには、次のようなことをお伝えしたいと思います。

「子どもの自立レベルを引き上げるためには、チューニングとレベルアップという2つの手順で行う必要がある」

ということです。いったいどういうことか。詳しくご説明します。

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