戸惑う親に伝えたい「反抗期男子」のトリセツ

「精神的なよちよち歩き」を見守るために

いろいろ思い悩む難しい年頃です(写真:monika / PIXTA)

もうすぐ夏休み。特に思春期の男の子がいるお母さんにとっては大変です。でかい図体をして、1日中家の中をごろごろされた挙げ句、無愛想な態度をされたり、逆ギレされたりしたら、「早く学校が始まってくれないかしら」と思うのも無理はありません。

自分の体から生まれ出て十数年自分にまつわりついていた天使のような存在が、でかくて、臭くて、生意気なばかりの存在になっていくのですから、母親にとってそんな切ないことはありません。でもそれが、「男の子」が一人の「男性」に成長するということなのです。

男の子の場合、反抗期になると、言葉遣いが悪くなったり、行動が荒っぽくなったりします。それがまたお母さんにショックを与えます。そんなときにうろたえることのないように、拙著『「思春期男子」の見守り方』の中から、思春期男子の「あるある」対処法の一部を紹介します。

思春期男子の「あるある」対処法

【思春期男子あるある1】何を聞いても「別に……」しか言ってくれない

「今日は学校でどんなことがあったの?」と聞いても、「別に……」。「最近は誰と仲が良いの?」と聞いても、「別に……」。「別に……」は自分の聖域を守るための外堀です。

誰と仲が良いかなんて質問には、本当は答えてもいいのです。でも、それに答えると次はきっと、「じゃあ、その○○くんとどんなことを話すの?」とか、「○○くんってどんな子なの?」などと話が広がることが予想されます。「それは話したくない」と思うタイミングがきたときに、口ごもってしまうのはイヤだから、最初から「別に……」であしらいたいのです。

はい。質問攻めをやめましょう。

思春期以降は、自分が知りたいことを根掘り葉掘り聞くのではなく、子どもが話したいことにしっかり耳を傾けて聴く姿勢に転換しなければなりません。大人同士の会話だってそうですよね。一方的に質問攻めにされたらイヤな気分になるでしょう。

「別に……」は、「お母さん、ちょっと質問しすぎ」というサインです。子どものほうから話し出すのを気長に待ってください。

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