【ご相談】
【石田先生の回答】
お子さんがそのような状態ですと、心配になりますね。もしかしたら親が知らないところで、何か大きな問題があるのではないかと、心配の種は尽きません。それは、親としては当然のことだと思います。
しかし、一般的に次のように言われます。幼稚園や小学校に通っている頃は、男の子、女の子にかぎらず、誰でもその日あったことを家でよく家で話します。ところが中学2年生くらいの成長期に差しかかると、突然話をしなくなることがあります。家族で一緒に過ごすよりも、友達と一緒に過ごすほうが楽しくなり、学校であったことをいちいち親に報告するなんて、照れくさく、カッコ悪いと感じるようになるのです。
もちろんいろいろなお子さんがいますので、一概にこのとおりになるとはかぎりませんが、子どもは年々成長しており、今年は昨年とは異なるのです。大人は成長が鈍化しているため、日々同じ繰り返しであるような錯覚がありますが、子どもは違うのです。目に見える肉体的成長も、目に見えない精神的成長もあります。
古山さんのご質問にお答えすれば、「それが普通なので、特に心配は必要ないでしょう。話したければ、そのうち子どもから話をしてきます」ということになります。
ここで、お子さんとのコミュニケーションという話に関連して、子どもさんとの会話で注意すべき3つのことについてお話しておきます。それは「作用・反作用を知る」「承認する」「話を中断しない」です。これは子どもが小学生でも中学生でも、年齢に関係なく非常に重要な3要素です。
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