戸惑う親に伝えたい「反抗期男子」のトリセツ

「精神的なよちよち歩き」を見守るために

【思春期男子あるある2】せっかくやってあげたことも迷惑がられる

思春期は、独立心と依存心が共存する時期です。親からすると、「さっきまで甘えていたくせに、急にその生意気な態度は何?」と矛盾を感じるのですが、本人はそのことに気づいていません。

親とのあいだに、つかず離れずの微妙な間合いをとるのが思春期の子どもです。そして、その間合いは自分で調整したいのです。親にすり寄られたり、突き放されたりすると、自分の間合いが保てなくなる恐怖に襲われます。

つまり、親がせっかくやってくれたことに対して迷惑がっているわけではなく、親との間合いが近づきすぎることを懸念しているのです。「それ以上近づかないでよ」という警告です。だから親は、「せっかくの行為を台無しにされた」なんて傷つかないでください。

ただし、親のそういう気持ちを子どもに気づかせることも重要です。そのためには、「何よその態度は!」などと息子の態度を責めるのではなく、「せっかくの好意なのに、そんな言い方をされるとお母さんだって悲しいな」などと、自分自身の気持ちに焦点を当てた伝え方を心掛けるようにしてください。

そうすれば息子さんだって、「確かにちょっと悪かったかな」なんて思ってくれます。口には出さないと思いますが……。

異性への興味がわいてくるのは当然

【思春期男子あるある3】エッチな雑誌やケータイサイトを見ているようだ

性的に成熟すれば、異性への興味がわいてくるのは当然です。好奇心を満たすためにエッチな雑誌や映像も見ます。子どもの部屋の押し入れの奥にエッチな雑誌が隠されていても、見て見ぬふりをしてください。

逆に、エッチな雑誌をあけっぴろげに置いてあるのもよろしくないと思います。それらを目にしたくない人もたくさんいることは、わかってもらわなければなりません。もし、そのあたりのデリカシーが感じられない場合は、「こういうものが出しっぱなしにしてあってイヤでも目に入るのは、お母さんは不愉快だわ」と伝えてみてください。

なかには、現実離れした過激な内容もあります。間違って子どもがそういうものを目にすることもあるでしょう。でも、商品化された性が現実の性とはかけ離れたものであると感じる感性が育っていれば、大丈夫です(そのためにどうすればいいかはここでは書き切れないので『「思春期男子」の見守り方』を参照)。

さて、問題はケータイサイト。エッチな雑誌やDVDを部屋の片隅に隠すより、ケータイの画面でこっそり見るほうが、「親に見つかるリスク」は低いので、使いたくなる気持ちが生じます。

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