事業企画、商品企画でも何らかの企画を構想するときには、まずビジネス現状分析を行う。その際に、最もよく使用されるフレームワークが「3C分析」と呼ばれるフレームワークだ。3Cとは、Customer(市場)、Competitor(競合)、Company(自社)の略で、これらの要素を分析することで、ビジネス現状分析が可能となる。前回の連載で使用した「SWOT分析」と並び、ビジネス現状分析では最もよく使用されるフレームワークである。
3C分析をお受験に活かそう
では、なぜ市場、競合、自社を分析すれば、ビジネス現状分析が可能となるのか。それは、これらの要素を分析することで、ビジネス上のプレーヤーを網羅できるからである。ビジネスとは商取引である。商取引のプレーヤーには「売り手」と「買い手」しかいない。「売り手」とは、自社と競合である。「買い手」とは市場=顧客の集まりである。したがって、これらの要素を分析することで、ビジネス上のプレーヤーを網羅し、ビジネス現状分析が可能となるわけだ。ビジネスの最前線で活躍するパパやママであれば、企画立案の際に「3C分析」を活用した経験をお持ちだろう。
この3C分析は、ビジネス現状分析に使えるだけではなく、子どもが受ける模擬試験の現状分析と対策にも、大いに役立てることができる。そこで、今回と次回、3C分析のお受験活用法を検討していこう。
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