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点数と偏差値に惑わない"正しい試験の受け方" 3C分析で試験を乗り切れ!

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  • 牧田 幸裕 名古屋商科大学ビジネススクール 教授
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5月に受けた模擬試験は、多くの受験生が受験する全国公開模試。6月に受けた模擬試験は東京大学型模試。5月に受けた模擬試験は、全国で何十万人も受験し、勉強のできる学生から勉強が苦手な学生まで誰もが受ける模試だ。その母集団の中ではそうとう図抜けた成績をとることができた。

ほぼ9割以上得点できた。でも、母集団のレベルがそれほど高くないので、問題も簡単。同じように東京大学を目指す学生はみんな9割以上得点している。母集団の中で図抜けても、東京大学に確実に合格しようとするとさらに図抜けることが必要となる。だから、判定はC判定だった。

偏差値58でも東大A判定のワケ

6月に受けた模擬試験は、東京大学型模試。母集団は東京大学志望者のみ。母集団自体が優秀な学生たちだけで構成されている。かなりタフな戦いになった。問題自体も5月の模擬試験とは違ってとても難しく、90%以上得点できる学生は日本には存在しない。50%得点できれば図抜けることができる。

そんな中、ちょうど前日勉強していた範囲が出題され、55%得点ができた。だから、偏差値は58。母集団が優秀な学生たちの集まりなので、超絶に図抜けることは不可能である。でも、優秀な母集団の中で少し図抜けて偏差値58なら、余裕で東京大学に合格できる。だから、判定はA判定だった。

このように偏差値を見るときには、どのような母集団の中で勝負をして、その結果になったのかを明らかにすることが重要だ。100メートル競走で、地方予選50人中10位と、全国大会50人中10位では、同じ10位でも価値が違うのと同じである。大切なのは母集団。だから、私たちパパやママは、できるだけ実戦に近い母集団の中でプレーさせて、結果を見られるように機会を設けてあげる必要がある。

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【東大、京大の問題は半分は捨ててもよい】

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