日本人は世界一、自分の会社を嫌っている

日本のサラリーマンは3分の1が「反乱分子」

日本のサラリーマンは会社に不満だらけだ(写真:tomos / PIXTA)

「今の仕事に満足していますか」「会社に忠誠心を感じていますか」

そう問われたら、皆さんならどう答えるだろうか。約20年、サラリーマン生活をしてきた筆者だが、やたらと労働時間が長く、超パワハラ上司に耐えた新聞記者時代も、ブースカ文句をこぼしながらも、仕事にはやりがいを感じてきた。PR会社でも仲間や上司に恵まれ、今につながる貴重な経験を積むことができた。そんな比較的ハッピーなサラリーマン生活を謳歌したからこそ、独立して、実は全方位的に会社に守られていたことを思い知ることも少なくなかった。

どんなに働いても、働かなくても、辞めさせられることの少ない日本のホワイト企業の終身雇用は、世界的にも稀有。安定した雇用条件の下で、一生働き続ける会社なのだから、社員の会社に対する帰属意識も忠誠心も世界と比べても低くはないだろう。むしろ、高い方ではないか。そう、感じる方も多いのではないだろうか。日本人サラリーマンのイメージは会社に忠実、まさに「社畜」という言葉で揶揄されるほどの、企業と社員の「運命共同体」的一体感だったような気がする。

日本人は会社に不満タラタラ

この連載の過去記事はこちら

しかし、どうやら、今どきの日本のサラリーマンの多くは、本当は自分の会社が「大嫌い」で、「不満タラタラの会社人生」を送っているらしい。海外のさまざまな調査文献をめくるうちに、そんな意外な実体が浮かび上がってきた。

筆者が企業のインターナルコミュニケーションのあり方について調べる中で、たまたま見つけて驚いたのが、世界的に見た日本人社員の「エンプロイーエンゲージメント」の数値の低さだ。「エンプロイーエンゲージメントと」は、企業と社員の関係性を示す言葉で、日本語ではぴったりはまる訳語が見つからないのだが、engagementを直訳すると、「従事」、「関与」。要するに「社員が企業に対して、どれぐらいの愛着やコミットメント、忠誠心、士気や誇りを感じているか」ということだ。そういった気持ちを持つ社員が多ければ多いほど、企業の競争力は増し、高い利益を生み出すことができる。

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