楽しそうなサラリーマンは、一風変わっている?
原田:それにしても、ゆとり世代ってすごいたたかれていますよね。いつの時代も若者はバッシングされますが、メディアは知恵がないなと思います。
ひろ:メディアの顧客は若者ではなくおっさんなので、おっさんが満足して雑誌を買ってくれればいいんです。若者をたたいていると、おっさんは満足するし、メディアの言うことをそのまま信じちゃいますからね。
とはいえ、若い子たちには何を言ってあげればいいのか、正直なところわからないですね。努力しても報われない社会になっているので。
原田:確かに。でも、かなりエンジョイされているサラリーマンはいっぱいいますよ。僕自身も、できればひとつのモデルになりたいとは、つねに思っているのですが。
ひろ:サラリーマンで楽しそうな人はわりと多いですけど、原田さんはかなり特殊事例だと思いますよ。
原田:そうですね、かなり特殊だと思います。広告会社だから可能なのかもしれません。でも、どの会社でもエンジョイされている方は一定数いると思うのです。それは伝えていきたい。
ひろ:サラリーマンで楽しそうな人って、だいたいちょっと変わった人じゃないですか? 上司の命令を普通に聞いてないフリするとか、けっこう無茶をしますよね。
普通の命令系統に従っていると、たぶん楽しい道には行けないと思うんです。どこかでその命令系統を断ったり逃げたりして、勝手に居場所を作って楽しくやってます、というような一癖ある人が多いですよね。まじめで努力型の人はあまりエンジョイできないのではないでしょうか。
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