原田:言われてみるとそうですね。すごいヒエラルキーがあるはずなのに、無茶をする人が多い。それで外れちゃう人もいるけど、生き残る人は生き残りますね。僕の取引先でも本当にぶっ飛んじゃってる人がいます。おカネの話を1回もしたことがなくて、「じゃあ、これやりましょう」で終わり(笑)。まっとうじゃないほうがサラリーマン生活はエンジョイできるのかもしれません。すごく優秀でまじめにコツコツやる人は損をしている、というケースも多い気がしますね。
ひろ:失敗したときに笑ってごまかせるタイプかどうかといった、キャラもけっこう重要ですよね。当たり外れがあって三振もするけど、たまにヒットを打つから上の人が覚えていてくれて、「あいつに任せてみるか」という運びになる人は、キャラがいい。
原田:組織が大きいと人間関係も浅くなるから、やっぱりなんとなくの風評とかで決まったりしますからね。
ひろ:あと、役員の前で社内プレゼンなどをした後、「あいつどうなった?」と覚えてもらえている人って、髪の毛が紫色とか、だいたい見た目が変わっています。そういう意味で言うと、原田さんはサラリーマンに向いてる風貌ですよね。「あー、いたいた、この人」みたいな(笑)。
原田:よく安田大サーカスのクロちゃんと言われますけど(笑)。
ひろ:ははは、若干ね(笑)。でも、覚えてもらえる人は強いですよ。
ひろゆきさん、老後はどうお考えですか?
原田:海外に行くと、「今の生活満足度は、何点ですか」と、現地の若者に聞くのですが、ひろゆきさんは何点ですか?
ひろ:10段階でいくと、9か8くらい。満点でもいいんですけど、まだ何かやることがあるだろうなあと思うので。
原田:すごいですね。今後、具体的に何かやりたいことはあるのですか?
ひろ:行きあたりばったりなんですよね。思いついたら、もうやっている。特になかったら何もしません。長期的に考えて動くことはないです。まあ、IT系で、5年後のプランを描いてるやつって、たぶんバカですよ。絶対そのとおりになりませんから。
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