プロ格闘家でも逃れられない「学歴」の壁

静岡県警を2カ月で辞めた早大卒の青木真也が語る

東洋経済オンラインに集いし、労働者、学生諸君!「若き老害」こと常見陽平である。プロ格闘家・青木真也選手(写真右)との対談「格闘家のジム経営は『ラーメン屋』そのものだ」に続く第二弾。今回は、体育会系学生の就職支援などを行う企業、株式会社アスリートプランニングの蔭山尊執行役員(同中央)にも加わっていただき、アスリートのセカンドキャリアについて一層掘り下げて考えたい。アスリートは引退の時にどうするのか。
 「いつまで会社にいるべきか」「いつまで食っていけるのだろう」と悩むビジネスパーソンにとっての、働くヒントがここにある!冷静さと情熱に満ちたプロ論を聞け!

Jリーガーはむしろ早く引退してくれるのがいい

蔭山 株式会社アスリートプランニングの蔭山と申します。私は体育会系学生の就職支援の他、アスリートを引退した求職者を探して、企業とのマッチングをする事業をおこなっています。

常見 よろしくお願いします。本日、蔭山さんにお聞きしたいのは「アスリートのセカンドキャリア」問題です。アスリートの方はどのタイミングで引退を決意されて、職を探しはじめるのでしょうか。

蔭山 体力的に限界を迎えた頃に、わが社にやってくる方が多いですね。例えばプロ野球のトライアウトが先日ありましたが、「野球で食えない」状態になってから、皆さまが仕事を探し始めます。

常見 なるほど。限界を迎えてからの職探しは厳しそうですね。

「アスリートのセカンドキャリア」問題に関連して、まずサッカー・Jリーグの話をしたいです。実はJリーグは発足して数年で問題を抱えました。引退した選手の問題です。セカンドキャリア支援を比較的早く行っていたと聞きます。今やJ3まで出来て規模が拡大していて、18歳や22歳の青年が毎年、プロになれてしまいます。

しかし本田圭祐や長友佑都などのスター選手を除けば、儲かるのは一握りで。プロと言っても年収も同世代のサラリーマンより多いくらいで、体を壊して稼げなくなるリスクを背負ってプレーしているのが現実です。そんなJリーグを蔭山さんはどのように捉えていますか?

蔭山 サッカー選手のセカンドキャリアは比較的「恵まれている」と思います。

常見 え、どういうことですか?

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