《家のカビ相談》24年比で65%増"の理由 見えない腐朽の深刻 「新築だから大丈夫、ではない」

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カビの発生を抑え、住まいの良好なコンディションを維持するためには、住まい手による「空気のマネジメント」が欠かせない(写真:bluet/PIXTA)
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晴れやかな気持ちで2026年を歩み始めた矢先、思わぬ場所で「見たくなかったもの」と対面してしまった――。年末から年始にかけて、住まいのすみずみまで手を動かしたからこそ気づいてしまった、クローゼットの奥や窓際のサッシなどに広がる「カビ」の存在だ。こうした戸惑いの声は、今、建物の新旧を問わず多くの現場で聞かれる共通の悩みとなっている。

カビに関する相談急増!

「省エネ性能にこだわって選んだ家なのに、なぜ」という切実な疑問や、「中古住宅とはいえ、ここまでひどくなるとは思わなかった」といった驚き。こうした住まい手の方々からの切実な声は、住宅診断(ホームインスペクション)を行うさくら事務所にも昨年、数多く寄せられた。

昨年11月までの相談件数を見ても、2024年の65%増、つまり前年比で6割以上の大幅な伸びに達しており、現場での実感としても過去にない勢いで相談が増えている状況だ。

(画像:さくら事務所)

住宅性能が向上し、冬でも暖かい暮らしが当たり前になりつつある一方で、なぜこれほどまでにカビの問題が表面化しているのか。そこには、建物の進化というハード面に対し、私たちの知識や“住まい方”というソフト面が追いついていない構造的なミスマッチが潜んでいる。

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