男性の【時短勤務】経験者は6.8%という現実も…「女性活躍」の陰で女性が抱える"見えづらい本音"

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内閣府「令和5年度 男女の健康意識に関する調査報告書」によると、「現在より上の役職に就きたい」「どちらかといえば現在より上の役職に就きたい」と回答した女性の割合は17.9%と、男性の33.1%と比較して低い水準にあります。しかし、年代別では、30代で21.5%、20代で28.1%と若い世代ほど昇進意欲は高くなる傾向があります(図表1)。

(出所:『企業実務7月号』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

女性社員は会社にどう変わってほしいのか

(1)望まれる職場環境とは

女性に活躍してもらうためには、会社がそれに相応しい職場環境を整える必要があります。図表2は、昇進意欲のある社員に、管理職として働きたいと思える環境や要素について質問した調査結果です。

(出所:『企業実務7月号』より)

「管理職でもきちんと休暇がとれること」が男性で27.6%、女性で26.2%と、男女共に最も高くなっています。

また、「管理職でも残業や長時間勤務が極力ないような体制・配慮」も男性で20.1%、女性で19.1%と高く、休暇や残業といった要素が大きく影響しています。職場環境を整えることで、女性社員はもちろん、男性社員もキャリア展望を持ちやすくなります。

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