「もっと地元を好きになろう」--古田敦也さんが語る、地域密着型スポーツが育む〝地元愛〟とは?

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窪田氏、古田氏
「もっと地元を好きになる」地域型スポーツの可能性とは?(古田氏<右>の写真は本人提供、窪田氏の写真は撮影:梅谷 秀司)
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メガネがトレードマークのスポーツ選手。その代表ともいえるのが、元プロ野球選手の古田敦也さんだ。メガネとの付き合いはもう40年以上。「メガネをかけた捕手はプロでは活躍できない」の常識をぶち破り、野球殿堂入りまで果たしている。現在は野球解説者やスポーツキャスターとして多方面で活動しながら、野球少年たちの育成にも尽力。あとに続くメガネ少年たちの希望の星でもある。
近視は病気です』の著者であり、近視を予防するための活動に取り組んでいる眼科医の窪田良さんとの対談企画。第4回は、もっと地元を好きになる地域型スポーツや、子どものSNSの付き合い方について、話を聞いた。

スポーツを学校単位ではなく、地域へと広げていく

近視は病気です
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窪田:古田さんは現在、日本プロ野球名球会理事長として、野球界全体のことも考えていらっしゃいますよね。「これからはもっと地域性を高めていくことが重要だ」と発信されていました。

古田:少子高齢化がどんどん進んでいますし、それに加えて日本の潜在的な問題として一極集中があります。東京だけが流入人口が多くなっている。こんなにテクノロジーが発展しているのに、おかしな現象だなと思うのですが。地方の中核都市にもっと人が集まればいいだけの話なので。

もちろん過疎化が少しずつ進んでいくのは仕方がないと思うのですが、ただ地方の中核都市がしっかり地域性を出していけば、その街に愛着を持ってみんなが生きていくことができる。そのきっかけになるのが野球をはじめとしたスポーツだと思うんです。

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