スポーツを学校単位ではなく、地域へと広げていく
窪田:古田さんは現在、日本プロ野球名球会理事長として、野球界全体のことも考えていらっしゃいますよね。「これからはもっと地域性を高めていくことが重要だ」と発信されていました。
古田:少子高齢化がどんどん進んでいますし、それに加えて日本の潜在的な問題として一極集中があります。東京だけが流入人口が多くなっている。こんなにテクノロジーが発展しているのに、おかしな現象だなと思うのですが。地方の中核都市にもっと人が集まればいいだけの話なので。
もちろん過疎化が少しずつ進んでいくのは仕方がないと思うのですが、ただ地方の中核都市がしっかり地域性を出していけば、その街に愛着を持ってみんなが生きていくことができる。そのきっかけになるのが野球をはじめとしたスポーツだと思うんです。

















