「伝わらないのは相手が悪い」と思っているのは残念な人?――聞く人を混乱させない! 説明上手になる2つのメソッド

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スピーチする男性
相手が知りたい情報を確実に届けるために必要なこととは?「説明力」を高めるテクニックを紹介します(写真:metamorworks/PIXTA)
あなたは、自分の「説明力」に自信がありますか?
ビジネスにおける連絡手段がメールやチャットなど、「テキストコミュニケーション」が主流となった昨今。しかし、上司への報連相や顧客へのプレゼンテーションなど、ここ一番の場面では、やはり対面での「説明力」が求められます。
このほど『きちんと伝わる説明の「型」と「コツ」』を上梓した、スピーチコンサルタントの阿部恵さんに、ビジネスパーソンに必須の「説明力」を向上させるためのテクニックを教えていただきました(全3回の1回目)。

相手にとって「知りたい情報」は何か?

先日、私のところに次のような依頼がありました。

「当社の代表がシンポジウムで登壇することになったので、阿部さんにスピーチトレーニングをお願いできませんか?」

私はトレーニング内容を考えるにあたって、「どのようなシンポジウムか?」「来場者はどんな人?」「話す内容は?」「持ち時間は?」など、事前に把握したい項目をメモして、打ち合わせ場所に向かいました。

ところが、担当者は「まず当社の関連会社の成り立ちから話をさせてください」と、まるで関係のない話から始めるではありませんか!

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