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キャリア・教育 #きちんと伝わる説明の「型」と「コツ」

「伝わらないのは相手が悪い」と思っているのは残念な人?――聞く人を混乱させない! 説明上手になる2つのメソッド

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  • 阿部 恵 スピーチコンサルタント、元TBS系列中部日本放送アナウンサー、元国会議員政策担当秘書
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伝わらないのは相手のせいではなく、自分の伝え方が悪かったのだ、と考えるのです。

説明上手は「振り返り上手」

先日、プロ野球の某球団コーチから「会見の際の話し方を見てほしい」との連絡がありました。記者会見の映像を見ながら「記者の質問に、パッとうまく説明できなかった」「言いたいことをもっと簡潔に説明したい」とおっしゃいます。

実は、こうした“振り返り”の作業にこそ、説明上手になるためのカギがあります。

自分がプレゼンなどで説明をした内容を改めて振り返り、

・自分が本当に言いたかったことが伝わっているか?
・伝わらなかった箇所があるとすればどこか?
・どう説明すればよかったか?

これらを考えることが、説明上手につながるプロセスなのです。

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さて、このコーチの場合、映像を振り返りながら「ここでは何が言いたかったですか?」と尋ねていきました。

最初は考え込んでいましたが、しばらくすると、訥々と、ご自身の“想い”を語ってくれました。それを私がわかりやすい言葉に修正し、本人に言ってもらう。

何度か声に出してもらった上で、会見での記者からの質問を再び私がしてみると……「パッとうまく説明」できたのです!

「考えを言葉にする」過程を省いては、突然パッと言葉は出てきません。しかし、こうした振り返りの作業によって、どこでつまずいていたか、どう改善すればよいかが自ずと見えてきます。

説明上手になるためには、うまく伝わらなかったのは相手のせいではなく、自分の責任として受け止め、そこからどう改善していくか、振り返る姿勢が大切なのです。

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