サーティワンが始動した「大人アイスケーキ」。《ビエネッタ終売》のなか「ちょうどいいのが発売されてる」と話題、誕生の背景を聞いた

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31 ザ・チーズケーキ
「31 ザ・チーズケーキ」の断面。チーズのコクとストロベリーソースの酸味のバランスが絶妙で、上質な満足感が感じられる(写真提供:サーティワン)

また、ストロベリーチーズケーキは酸味と甘味、カフェモカはコーヒーとチョコレート。それぞれに2つの味わいをミックスし、ケーキごとに方向性を分けることで、ターゲットを広くとったという。

値付けに関しては、世の手土産やご褒美市場を調査し、「カジュアルに楽しんでもらえる、受け入れられる」であろう限界の価格設定として2500円(税込)に。手土産にもらっても気を使わせすぎない価格も意識した結果だ。「限られた金額で選べる材料のなかで、一番いい商品を作ろうと努力しました」と橋本さんは力を込める。

半世紀前からアイスケーキの「始祖」として

今では各社からさまざまなアイスケーキが展開されているが、実は日本におけるアイスケーキ文化の先駆者は他ならぬサーティワンだった。同社がアイスケーキを発売したのは1974年、日本に上陸してすぐ。

日本でアイスケーキという概念自体がほとんどなかった時代に、“冷たいままケーキのように切り分けて楽しむ"新しい食文化を提案したのだ。

半世紀にわたるアイスケーキ開発の歴史の中で培われた技術とノウハウは、他社の追随を許さない強みになっている。サーティワンのアイスケーキは現在も市場シェアNo.1を誇り、業界をリードしてきた。

アイスケーキの認知は時代と共に拡大し、近年は「保存が利く」「アレルギー対応可能」といった機能面でも評価が高まっている。SDGsの観点から「ロスが少ない」利点も注目されている。

サーティワン目黒店
1974年に1号店として誕生したサーティワン目黒店(写真提供:サーティワン)

「31 パティスリー」については現在、新しいフレーバー展開を考案中というから楽しみだ。後編ーサーティワン「1さじ試食し放題」を続ける深いワケは、意外と知られていないサーティワントリビアを切り口に、同社のサービスや理念を深掘りしていく。

笹間 聖子 フリーライター・編集者

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ささま・せいこ / Seiko Sasama

フリーライター、時々編集者。おもなジャンルはホテルビジネス、幼児教育、企業ストーリー。編集プロダクション2社を経て2019年に独立。ホテル業界専門誌で16年間執筆を続けており、ホテルと経営者の取材経験多数。「週刊ホテルレストラン」「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」「FQ Kids」などで執筆。企業のnote発信サポーター、ブックライターとしても活動。大阪在住。

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