サーティワンが大人向けのアイスケーキを発売し始めた背景とは？ 写真は、筆者が「31 パティスリー」の存在にはじめに気がついた店頭モニター（筆者撮影）
ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。第4回はサーティワンがアイスケーキの新ブランド「31 パティスリー」が好評を博した「なぜ」に迫ります。
先日、小学生の息子と訪れていたイオンのフードコートで、気になるものをみつけた。あのサーティワンが、新しいケーキブランドの販売を始めていたのだ。ケーキのトップにはホイップやクランチ、チョコレートがデコラティブにあしらわれ、「大人向け」の風情が漂う。
名前は、「31 パティスリー」。調べてみると販売開始は2024年12月と、ブランドの誕生から間もない。
「これは味わってみなければ！」
謎の焦燥感にかられた筆者は、早速、「31 パティスリー」を購入した。
大人の嗜好に応える高付加価値アイス
「31 パティスリー」には2種類のアイスケーキがあった。1つは、「31 ザ・チーズケーキ」。もう1つは、「31 カフェモカケーキ」だ。
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