禅が教える「ずっと不安が減らない人」の根本原因 転がせば転がすほど、悩みは重く大きくなる

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うつむいている女性
不安をむやみに大きくしてしまう人と、小さくとどめておける人の違いはどこにあるのでしょうか(写真:mits/PIXTA)
あれもこれもと心配ごとが多すぎて、身動きがとれなくなっているのが現代人。どうしたら、不安に囚われることなく、「今、この瞬間」を全力で生きることができるのでしょう。
新著『考えすぎないコツ』では、禅僧であり世界的な庭園デザイナーでもある枡野俊明さんが、「頭をからっぽにして、心を無の状態にする」ためのヒントを解きます。
本稿では、同書から一部を抜粋してお届けします。

不安が大きくなる人と、ならない人

『考えすぎないコツ』書影
『考えすぎないコツ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

不安があるのは、生きている証拠。不安が全くない人がいるとしたら、死んでしまった人だけでしょう。

また不安は、避けるべき危険を察知するためのサインの役割も果たします。それは人間が生まれ持った習性であり、私たちが生きるために必要なものでもあるのです。

つまり、不安や悩みのない人は、いないのです。しかしながら、その不安をむやみに大きくしてしまう人と、小さくとどめておける人がいるのも、また確かなことです。

2人の違いは、どこにあるのでしょうか。

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