切ったこんにゃくを入れます。この時、バチバチと音がするでしょう。この音からこんにゃくの炒り煮は「雷こんにゃく」とも呼ばれます。
にんにくを加えて炒めていきます。
にんにくに焼き色がついたら調味料を加えます。調味料の量はやや多め。こんにゃくのpHを調整するためです。
強火で煮詰めたら出来上がり。繰り返しになりますがこんにゃくは味が染み込みにくいのではなく、そのものに「味がない」ので、酒を加えてうま味を補っています。酒の代わりに出汁を使うと違ったおいしさが出るでしょう。
こんにゃくの炒り煮は冷蔵庫で2〜3日保存が利きます。充分に叩いたこんにゃくは肉のような存在感が出て、にんにくのパンチが加わることでごはんのおかずにもなります。子供の頃「こんにゃくは腸の掃除になる」と教わりましたが、日本人が不足しがちな食物繊維とカルシウムの補給に最適。地味な食材ですがたまに食べるとしみじみおいしいものです。
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