「容姿も肌もコンプレックスだった」『ちはやふる』の“ヒョロくん”役で話題のクセメン俳優・坂口涼太郎《男性の私がメイクをする理由》

映画『ちはやふる』のヒョロ役で注目を集め、現在放送中の『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ、水曜22時)にも同役で出演することが決まった、俳優の坂口涼太郎さん(34歳)。
個性的な髪型や仕草、印象的な役柄で“クセメン俳優”とも評される坂口さん。今クールは『愛の、がっこう。」(フジテレビ、木曜22時)にも出演しており、役者として忙しい日々を送るが、実は最近、「美容男子」としてメイクやファッションについて話をすることも多い。
8月6日に出版される、自身初のエッセイ『今日も、ちゃ舞台の上でおどる』(講談社)の中でも、メイクやスキンケアへの思い入れやエピソードに触れている。
今でこそ、美容を楽しんでいるように見える坂口さんも、もともとは容姿にコンプレックスがあったからこそ、ずっと試行錯誤を経てきたという。
「それって、うつらないよね?」
「5歳ぐらいからアトピーになって、肌が血だらけに、ただれてしまったんです。小学校に上がったらクラスメイトから、『それって、うつらないよね? 』と言われたことがあって。ああ、他人から見たら、私は触りたくない人間なんだなと思いました。残酷ですが、子どもからすると純粋な疑問だったんだと思います」
その後、坂口さんは漢方と食事療法でアトピーを改善していった。母親の尽力もあり、「絶望的なまずさ」だった漢方も飲み、砂糖や肉、油を避ける食事制限も続けた。

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