「雑魚寝でしんどい」→「個室で快適に!」 いつの間にか大進化を遂げたフェリー。「ホテル並みの快適さなのにコスパ良好」な”実態”

日本のフェリーは約490航路、長距離フェリー15航路が運航されている(いずれも筆者撮影)
ひと部屋に何十人と詰め込まれる大部屋で、波に揺られながら移動する。そんなフェリーの印象が、ここ10年、20年で大きく変わった。
各航路とも新造船や高速化が相次ぎ、ユーザーのニーズは「格安の雑魚寝スペース」から「ゆったり個室」へ。広々とした船内には、子どもと一緒に遊び倒して時間を過ごせる仕掛けやグルメがいっぱい! 今どきの進化したフェリー船内を見てみよう。
昔は雑魚寝が当たり前→いまのフェリーはパーソナルスペースの確保 なぜ実現?
コロナ禍が日本を覆った2020年以降、フェリー各社は船内でのパーソナルスペース確保を推し進めるようになった。特に夜行・長距離フェリーは、今やほとんどが個室・半個室でひと晩伸び伸びと過ごせるようになっている。
フェリー各社が個室化を進めるきっかけになったのが、2021年7月に就航した「東京九州フェリー」(神奈川・横須賀港~福岡・新門司港)だ。
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