「雑魚寝でしんどい」→「個室で快適に!」 いつの間にか大進化を遂げたフェリー。「ホテル並みの快適さなのにコスパ良好」な”実態”
新船の就航後は、むしろ最安値よりワンランク上の船室の方が、先に予約が埋まる状態だといい、コロナ禍はフェリー会社だけでなく、利用する側のニーズすら変えてしまったようだ。

追加料金を出せば、豪華な部屋に宿泊できる。写真は宮崎カーフェリー「たかちほ」プレミアムツイン(筆者撮影)

名門大洋フェリー「フェリーきょうと」エントランス(筆者撮影)

東京九州フェリーのプラネタリウム室。上映開始前なのに全員が極上のクッションで寝ている(筆者撮影)

船内でライブショーが行われることも。写真は新日本海フェリー(筆者撮影)
また、ここ数年で新船への入れ替えが進んだこともあり、船内の共用スペースは、各社とも広々として明るくなった。どの船もエントランスは2フロア・3フロアが吹き抜けで、船内の開放感はまるで「海上のリゾートホテル」のようだ。
「楽しく過ごせる場所」にもなっている
さらに各社とも、船内のアクティビティ(レジャー・お楽しみ)にも力を入れている。
「太平洋フェリー」「新日本海フェリー」なら音響が抜群の映画館やコンサート・ライブショー、「さんふらわあ」関西~別府・志布志航路なら、吹き抜けのフロアを活かしたプロジェクションマッピング、「東京九州フェリー」なら「Yogiboのビーズクッションにもたれて眺めるプラネタリウム」など……ここは、フェリー各社の企画力の見せどころだ。

ジャンボフェリーのキッズスペース。左手前側の椅子のコンセントの数に注目(筆者撮影)
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