2025年は、日本株が歴史的な高騰を演じた年だった。年初に3万9000円台でスタートした日経平均株価は、4月2日に発表された米トランプ大統領の相互関税政策を受け、4月初旬に一時3万1000円台まで大幅に下落した。しかし7月末の日米関税合意を好感し、4万1000円台まで急上昇。24年の暴落が意識される8月も、日本企業の堅調な決算を確認して4万3000円台まで伸長した。
そこからも徐々に水準は切り上がり、10月27日、日経平均はついに節目である5万円を突破した。財政出動に積極姿勢の高市早苗首相が誕生したことがポジティブ要因となったことに加え、アメリカのAI関連株高騰の追い風を受けて、上昇に拍車がかかった。
その後は史上最高値を続々と更新。年末にかけて5万円を挟む一進一退が続いたものの、依然として日本株は歴史的な高値圏にある。

高値、安値の予想は?
26年も強気相場は続くのか。東洋経済は専門家10人に26年の日経平均の見通しついて、アンケート調査を実施した。
高値は5万4000〜6万円で、安値は4万〜5万2000円。25年に記録した5万2000円台から2割超下落するシナリオがある一方、高値では再び史上最高値を更新すると全員が予想している。高値更新の時期に関しては、26年前半は保ち合いが続き、26年末にかけて最高値を目指すという予想が多く見られた。




















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