「引退」「貨物船転用」「解体」も…40年選手も続々と引退する「古参フェリー」。次々と消えゆくのも必然なワケ

引退を間近に控えた「フェリーくるしま」(筆者撮影)
松山で、北海道で、長崎で。長らく航路を担い続けてきた「古参フェリー」の引退が相次いでいる。
今どきのフェリー船体は20年程度が寿命とされる中で、これらのフェリーは30年・40年と運航を続けてきた。引退理由の多くは「新造船との入れ替え」ではあるものの、中には航路廃止となるケースも。
引退後にフェリーがたどる進路を、海運業界の事情とともに追ってみよう。その前に、「古参フェリー」に乗船、「昭和の船旅」の雰囲気をたっぷり味わおう。
エンジンの轟音、きしむ二段ベッド…古参フェリーで行く「昭和の船旅」

「フェリーくるしま」の二段ベッド(筆者撮影)

「フェリーくるしま」のカウンター。それにしても人の気配がない(筆者撮影)
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