「雑魚寝でしんどい」→「個室で快適に!」 いつの間にか大進化を遂げたフェリー。「ホテル並みの快適さなのにコスパ良好」な”実態”

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ただ、最大の難点は「そもそも使える航路が少ない」ことだ。フェリー航路は地理的条件が合う場所でしか生き残れないため、東日本なら関東~北海道、西日本なら関西~九州など、限られたルートしかない。

帰省ルートの先にフェリーがあれば、使うという選択肢も……という位置づけではあるが、夏場のフェリーはどの航路も”満員御礼”になりやすい。フェリー利用が選択肢に入りそうな方は、早めに予約しておくほうがいい。

日本のフェリーは約490航路、乗り比べてみよう!

尾道渡船
広島県尾道市の「尾道渡船」。クルマも人もさほど詰めないが、すぐ次の船が来る(筆者撮影)
夕陽
フェリーから眺める夕陽は、格別なものがある(筆者撮影)

全国にはさまざまなフェリーがある。記事中にも登場した「太平洋フェリー」や「新日本海フェリー」(小樽港~舞鶴港など数航路、所要時間10~30時間)のような長距離航路もあれば、単距離だと5~10分間隔で運航、ものの4分で対岸に到着する「尾道渡船」(尾道・土堂桟橋~向島・兼吉桟橋)など、役割もさまざま。

それぞれの地域のフェリーに乗船するために、各地を渡り歩くのもいいかもしれない。

【もっと読む】「フェリー? 雑魚寝でツラそうだし、ごはんも微妙でしょ?」→それ間違いです。実は最高「フェリー船内グルメ」の多様な楽しみ方 では、実はかなり充実している「フェリーメシ」の実態を、乗り物に詳しいライターの宮武和多哉氏が詳細に解説している。
宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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