「雑魚寝でしんどい」→「個室で快適に!」 いつの間にか大進化を遂げたフェリー。「ホテル並みの快適さなのにコスパ良好」な”実態”
さらに各社ともキッズスペースを完備していて、子どもをたっぷり遊ばせながら移動できるのもうれしい。遊びに飽きた子供が船内を探検し始めても、スペースは限られているため、ショッピングモールや遊園地より迷子の可能性は低く、は子育て世代にとってフェリーは、意外と使い勝手がいいのだ。
さらに「ジャンボフェリー」の新船「あおい」だと、キッズスペースの横に椅子と、十数口ものコンセントを設置している。
こういった配置は新造船の際に社員から出た意見を活かしているそうで、「子どもが安全な場所で遊んでいるときくらい、目線を切らさない場所でスマホをいじって、ぼーっとする時間も欲しい」という保護者のニーズに応えている……「ジャンボフェリーさん、親のニーズわかってるねぇ!」と言いたくなる設計だ。

こうして、今どきの長距離フェリー移動は「泊まって・くつろげて・家族ぐるみで遊べる」。
さらに、各フェリーのレストランは、腕を競うように選りすぐりのグルメを提供しており、オリジナルメニューをたっぷり楽しめる……が、こちらは別記事「マニアが絶賛『フェリー船内グルメ』が楽しすぎる」でご覧いただこう。
「11時間の運転がゼロ、しかも料金安い」?フェリー移動の恐るべき効果
もうひとつ、フェリー移動なら「運転時間が劇的に削減できる」のもメリットだ。

夜通しの運転でたどり着くような場所でも、フェリーなら熟睡している間に到着できるうえに、料金もさほど変わらない。夏休みや帰省などに、おそろしく使い勝手がいいのだ。
関西~九州間を結ぶ各航路を例にとってみよう。神戸・三宮~宮崎港を結ぶ「宮崎カーフェリー」だと、以下のような料金比較となる。
@クルマ移動(約900km・約11時間運転)高速道路料金(ETC):1万9600円程度+ガソリン代8000円前後
@フェリー+クルマ:(運転は港へのアクセスのみ):2万3310円(ドミトリー とく割の場合)
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