福岡「熱血過ぎる校長」が変えた異色高校の中身 少子化の中でも「入学者数」は増え続けている

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学校を楽しくすれば日本が変わる 「常識」をひっくり返した「絶校長」の教育改革
通信制という選択肢は子どもたちにとってより自由な、より充実した学びの機会となります(写真:8x10/PIXTA)
少子化の今、生徒数が伸び続けている福岡の私立柳川高校。
「絶校長先生」を自称すること古賀賢校長は、学校存続の危機から学校組織、教員、生徒をどう変えていったのでしょうか。その方法や経験を3回にわたって紹介します。
(本稿は『学校を楽しくすれば日本が変わる 「常識」をひっくり返した「絶校長」の教育改革』から一部を抜粋・再構成したものです)

通信制という選択肢の意味

現在、柳川高校には「普通科」「商業科」「国際科」「情報科」の4つの科があり、「普通科特進コース」「普通科進学コース」「商業科総合ビジネスコース」「国際科I.C.C.コース」「情報科マイクロソフトコース」の5つのコースがあります。

ここに、新たに通信制課程「シリウス」が加わりました。

通信で学ぶと言うと、いまだに不登校の子どもたち、朝晩が逆転して学校に行けない怠け癖がついた子どもたちが中心という、ネガティブなイメージが残っています。でも、私はもう10年近く前からいずれ全日制と通信制の間で、学び方の逆転が起きると考えていました。

N高等学校が先駆者として成果を出していますが、時間や場所の制約がなくなる通信制という選択肢は子どもたちにとってより自由な、より充実した学びの機会となります。

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