仕事多くて悩む人に伝えたい、頭を切り替える極意 「認知的柔軟性」を鍛えるエクササイズも伝授
そもそも、「マルチタスク」には無理がある。実際には、1つのタスクから別のタスクへと短時間に切り替えているだけであり、疲弊するのだ。
私自身、よくこの間違いを犯している。なにか作業をしている最中でも、受信したメールをチェックするために作業を中断してしまう。そうなれば気が散るし、時間を有効に使うこともできない。だから私はこの原稿を執筆中、メールの受信アラートやほかの通知をすべてオフにしていた。
1日のうちに片づけるタスクを2~3つ決める
午前中、あるいは1日のなかでいくつかのタスクをこなす必要があるのなら、厳密に時間を管理して、一度に1つの作業に集中しよう。そうすれば心身の健康にいいだけではなく、エネルギーと集中力を無駄遣いせずにすむので、最高のパフォーマンスを発揮できるだろう。
まず、1日のうちに片づけるタスクを2つか3つ決める。次に、それぞれのタスクに割り当てる時間を定める。慣れないと時間の予測は難しいので、次のルーティンを何度か繰り返して身につけよう。
休憩時間にはあらかじめ、ちょっと身体を動かしたり、メールをチェックしたりする時間を組み込んでおこう。
私は1日に150~200通のメールを受け取るので、受信箱にはいつも未読メールがあふれている。これを管理する方法は、朝と夜にそれぞれ1時間、緊急度の高いメールに優先して対応することだ。
「ジムに行きたい」「ジョギングやヨガをしたい」といった希望があるなら、そのための時間を前もってスケジュールに入れておく。これまでより1時間早く起きなければならないかもしれないが、かならず守ること。そうすれば、計画どおりに物事を片づける習慣が身につく。
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