仕事多くて悩む人に伝えたい、頭を切り替える極意 「認知的柔軟性」を鍛えるエクササイズも伝授

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ふつうの太さの数字と、太字の数字が並んでいるテストで考えてみよう。次のルールに従って、数字を分類してもらいたい。

●ふつうの太さである場合(例えば「4」)、その数字が「奇数」か「偶数」かを判断する。
●太字である場合(例えば「7」)、その数字が「5以上」か「5未満」かを判断する。 

第1のルールのメンタル・セッティングは「奇数か偶数か」で、第2のルールのメンタル・セッティングは「5以上か5未満か」だ。この2つを切り替えると、思考のスムーズな流れに邪魔が入る。

例えば、469274という数字の列では、2つのメンタル・セッティングが必要となる。最初の3つの数字では「奇数か偶数か」のメンタル・セッティングで考え、「偶数」「偶数」「奇数」と判断すればいい。

そして、次の3つの数字は太字なので「奇数か偶数か」から「5以上か5未満か」にメンタル・セッティングを切り替え、「5未満」「5以上」「5未満」と判断する必要がある。

テストに挑戦してみよう

では、次の数列で、このテストに挑戦してみよう。上段から左→右の順で読んでいく。

タスク・スイッチ能力テスト①
●ストップウォッチで、スタートから終了までにかかった時間を計測する。
●数字がふつうの太さであれば「奇数か偶数か」を、太字であれば「5以上か5未満か」を判断する。

私の場合、第1回のテストで、21.32秒かかった。

では、ストップウォッチをリセットして、次の数列でも同じ判断をしてもらいたい。今回も、スタートから終了までにかかった時間を計る。

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