「気づいたら雑務だけをこなしていた」という日が多いと要注意。それは≪上司のトラップ≫です!「雑務も積み重ねれば成果になる」は勘違いだ

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デスクのノートパソコンの前で頭を抱えるビジネスマン
「雑務は、上司が仕掛けた“トラップ”だ」(写真:jessie/PIXTA) 
今の時代「これだけ時間をかけたのに、それしかできていないの?」というような叱責は聞かなくなりました。
しかし、皆の底力が上がったわけではありません。本音での叱責ができない分、仕事ができない人はますます取り残されてしまっている現状があります。
今こそ求められるのは、自分で自分の仕事の力を伸ばしていくことです。その方法を、新著『仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流 仕事の基本』から紹介します。

日々の仕事の中で、上司から細かい雑務を振られていませんか?

「〇〇さんに情報共有しておいて」

「誤字脱字がないかチェックしておいて」

「会議を設定しておいて」

などと言われ、簡単な作業だからと「はい、わかりました」と二つ返事で引き受けていると、意外と時間をとられてしまうものです。「気づいたら雑務だけをこなしていた」という日もあるのではないでしょうか。

上司にとっては、手間が減るので楽になるかもしれません。しかし、細かい雑務は要するに、「誰でもできる作業」です。面倒な作業をどんなに数多くこなしても、残念ながらあなたの成果にはなりません。

雑務はまさに、上司の“トラップ”なのです。

「雑務も積み重ねれば成果になる」は勘違い

「上司から頼まれた雑務を何でもこなせば、評価が上がったり、気に入られたりするのでは?」と思ったら、それは間違いです。

あなたには、与えられた「大きなミッション」があるはず。例えばITコンサルならば、「難しい課題を深く考えること」が求められていて、それをこなすことが成果を出すということです。

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