「気づいたら雑務だけをこなしていた」という日が多いと要注意。それは≪上司のトラップ≫です!「雑務も積み重ねれば成果になる」は勘違いだ
ここまですれば、多少鈍感な相手にも、あなたが本当に自分のタスクで手いっぱいであることを理解してもらえるはずです。
メインの仕事との兼ね合いを冷静に考える
会議での発言もまた、メイン以外のタスクを増やしてしまう一因です。
例えば会議の終盤、議論がようやく収束に向かっているタイミングで、あなたが小さな問題点に気づいたとします。そのときに、その場で、
「ここって問題ですよね」
などと突っ込んだらどうなるでしょうか。終わるはずだった会議が終わらなくなります。さらに、問題提起をしたからには、
「どうしたらいいと思う?」
と聞かれたり、その問題点の解決を宿題として振られたりしがちです。
そのため、こうした場合にも不用意に指摘する前に、発見した問題点の程度(ほうっておいた場合に、大問題になるのか、ならないのか)と、自身のメインの仕事との兼ね合い(メインの仕事の切羽詰まり具合と、優先度)をいったん冷静に考えましょう。
もしあなたがメインの仕事で切羽詰まっている状況であれば、小さな問題に首を突っ込んでいる場合ではありません。状況によっては、わかっていても口を出さないことも一つの作戦です。ときには沈黙を武器にしましょう。
あなたが他の人にはない専門スキルを持っている場合、ことあるごとに頼られることもあるでしょう。そのたびに手助けをしていると、「この場合はどうすればよいのかな?」「ちょっと難しい問題が出てきたので手伝ってくれないかな?」などと、際限なく支援を求められることになりがちです。
この場合におすすめなのは、別の有識者を紹介して矛先(ほこさき)を変える工夫です。「経験が豊富な人」「その分野で実績を上げた人」などを紹介すれば、相手も喜んでくれるでしょう。
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