「人間は、一度に考えられるのは3つまで」複数のタスクを同時にこなすにはコツがある!凄腕ITコンサルが実践する≪T字ラインで並列化≫を紹介

タスクは均等にバランスよく進めてはいけない
日常的に私たちは、複数のタスクを「同時並行」でこなしています。「月末が期限の大きなタスクが2つあって、今週中に終わらせるべきタスクが3つあり、メールでお願いされている5つの小さいタスクがある」といった具合でしょうか。
「人間は、一度に考えられるのは3つまで」とよくいわれます。本当にその通りで、私もこれまで何度か4つめの並行化を試みましたが途端に難しく感じました。しかし、逆にいえば3つまでなら、やり方次第で誰でもできる、ともいえます。
そこでまずは、並列化の下手な例と上手な例を比較しながら、パラレルタスクを行うための基本ルールを確認しておきましょう。
ここでは仮に、A、B、Cの3つのタスクを1週間で仕上げるとします。
並列化が下手な人は、この3つのタスクを1日の中で均等に配分して、「時間で区切って」進めようとします。午前中は1時間ごとにタスクを変えて順番にこなし、午後もまた同じようにこなす、という具合です。
一見、全体としては前に進んでいるように思えますが、この進め方は効率がいいとはいえません。むしろ、非常にロスが大きいものです。
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