「人間は、一度に考えられるのは3つまで」複数のタスクを同時にこなすにはコツがある!凄腕ITコンサルが実践する≪T字ラインで並列化≫を紹介

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このように、トピックを考えたときにすかさずディープダイブすることは、パラレルタスクで効率を上げるために非常に重要です。数日後に再開し取り掛かるよりも、圧倒的に早く作業が終わることを体感できるはずです。

複数タスクで資料をつくるときの効率的な進め方
(『仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流 仕事の基本』より)

区切りは「誰かにボールを渡すまで」

並列タスクの効率をさらに上げるためには、区切るタイミングに注意しましょう。最も効果的なのは、「誰かにボールを渡すところまでやりきる」ということです。

『仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流 仕事の基本』
『仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流 仕事の基本』(日経BP)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ほとんどのタスクは、あなた1人で完結するものではないでしょう。つくった資料を上司に確認してもらう、質問して相手に回答してもらう、など、誰かにボールが渡っていて作業が一時中断するタイミングが必ずといっていいほどあります。

この、相手がボールを持っていて、自分がやれることはいったんなくなったときが、タスクを切り替える最良のタイミングです。ボールを渡して、別のタスクに専念しましょう。

このタイミングは、「やれるところまでやりきった」状態なので、別のタスクにもすっきりした気持ちで取り組めるはずです。

反対に、自分がガンガン進められているタイミングでは、区切りはつくるべきではありません。勢いに乗っているときのほうが、パフォーマンスも上がるものです。

江村 出 EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社アソシエートパートナー

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えむら いづる / Izuru Emura

慶応大学卒業後、アビームコンサルティング株式会社を経て、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社。現在は、EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社のアソシエートパートナーとして従事。ITコンサルタントとして業界を問わず数多くの大企業の改革をリード。「人の2倍働く」をモットーに深夜残業・土日出勤を繰り返していた苦しい状況から、様々な模索や工夫を積み重ね、働く時間を大きく削減。創出した余力を活用し、社内外の活動を広く手がける。2021年に国内大規模ITイベントに登壇し1200名に講演。2023年には新規ビジネスの提案力と推進力が評価され「BTP チャンピオン」を受賞。また、Udemy講師としてITとコンサルの育成講座を展開中。

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