せっかちなのに丁寧な「できる人」の仕事術 「考える手間」を減らして時間を確保する方法
※本稿は、ハラヒロシ著『「効率化」と「クオリティ向上」を同時に実現する せっかち式仕事術』の一部を再編集したものです。
作業をリスト化して全体を把握する
一日の仕事量がどのくらいあるのかを把握せず、目の前の作業のみに集中してしまうと、行き当たりばったりな仕事の進め方になります。
これでは、ほかにどんな仕事をするのか理解していない、毎日仕事が終えられない状態が続く、タスクを見落とすといったことが起こり得ます。
「早く終わらせたい」
「後回しにするのが不安」
「時間をムダにしたくない」
と思っているはずなのに、自分の効率の悪さに気づくのはあとになってからです。
これを防ぐためには、まず、始業前やプロジェクトの前に自分がやるべき作業をリスト化します。
せっかちが発動して衝動的に手をつけることを抑制する効果が期待でき、タスクの見落としを防いで、仕事の流れを途切れさせることなく進めることができます。
何をすべきか明確になることがせっかちのポジティブエネルギーとなって、目についたところから着手するよりも、より作業効率は上がるはずです。
リスト化の手段としては、リマインダーやタスクリストなどのアプリを活用するのがおすすめです。
私はMacとiOS標準のメモアプリを使っています。
チェックリストを作成する機能があるのですが、チェック(完了)した項目が自動的にリストの下に移動してくれるので、それがたまっていくことが小さな成功体験の積み重ねに見えます。同時に、リストから残りの仕事が減っていくことで体が軽くなる感覚になります。
「早く終わらせたい」というせっかちマインドの達成感を見事に満たしてくれます。
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