労働者人口の減少やコロナ禍に伴い、働き方に対する改革のニーズは高まり続けている昨今。業務改善、DX、AI活用など数々の手法・ツールが出てきていますが、今だに多くの企業・組織・自治体にはムダな仕事が蔓延っています。
「保存は紙の原本で」「上司と部下の印鑑リレー」……。こんなムダ業務にあなたとあなたの会社は悩まされていませんか?
富士通で業務改善のキャリアをスタートし、現在も数多くの企業への業務改善支援を行う、業務コンサルタント・元山文菜氏の書籍『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』から一部抜粋し、今日からできるムダ作業の無くし方を紹介します。
どれが最新?ファイルやりとり大問題
新しいプロジェクトが始まり、5人のチームが一緒にお客様への提案書を作成する状況。1つの案が作成され「素案作成したので、みなさん追記修正をお願いします」というメールが送られます。
それを受け取ったメンバーAは資料を自分のパソコンにダウンロードし「追加したので確認お願いします」と修正した資料を送信。
同時に、メンバーBも修正を行い、「最新版を添付いたします確認お願いします」と送信します。このようにしてさまざまなバージョンのファイルが生まれ、それぞれがどのような修正を加えたのか大混乱した経験はないでしょうか。
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