労働者人口の減少やコロナ禍に伴い、働き方に対する改革のニーズは高まり続けている昨今。業務改善、DX、AI活用など数々の手法・ツールが出てきていますが、今だに多くの企業・組織・自治体にはムダな仕事が蔓延っています。
「保存は紙の原本で」「上司と部下の印鑑リレー」……。こんなムダ業務にあなたとあなたの会社は悩まされていませんか?
富士通で業務改善のキャリアをスタートし、現在も数多くの企業への業務改善支援を行う、業務コンサルタント・元山文菜氏の書籍『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』から一部抜粋し、今日からできるムダ作業の無くし方を紹介します。
なにも生まれない「とりあえず会議」
とりあえず全員参加で会議を開催……。
人数が多いにもかかわらず、 参加してみると発言するのは1人か2人。これはどこの会社にも当てはまる会議あるあるです。
会議にもコストがかかっています。時給1000円の人が10人集まって1時間の会議をすると、その会議は1万円です。その上大勢が参加する会議は話が発散しやすくまとまりがつきづらくなります。
そこで、会議を開催すると決まったら「誰に声かける?」と参加者を先に決めるのではなく、会議のゴールをしっかりと言語化する必要があります。会議がはじまって、会議室を出る時には参加者がどのような状態になっているのが理想なのかを考え抜くのです。
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