なぜか「仕事が速いリーダー」が朝にはしないと決めていること

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(写真:jessie/PIXTA)
チームや部署のリーダーになると、会議が多くなるうえに、その準備にも追われ、忙しさに悩む人も多いのではないでしょうか。リーダーになると、実際、チームや組織の仕事に携わる機会が圧倒的に増えます。
課題や進捗状況、チームのメンバーについて気づいたこと、世の中の情報など……。リーダー同士で、さまざまなことを日々、すり合わせが必要になるのはいたしかたないことでしょう。
「ただ、そうは言っても、会議や準備に時間が長くかかりすぎるのは、進め方に問題があるのかもしれません」
そう語るのは、人財育成コンサルタントの吉田幸弘氏。これまで3.5万人以上の悩めるリーダーを支援し、導いています。吉田氏の著書『仕事が速いリーダー 仕事に追われるリーダーの時間の使い方』より、“ムダな準備や長引く会議”を防ぎ、有意義な会議を実現するためのリーダーができることを紹介します。

会議の事前準備&対策は「必要最低限」

先日お会いした、仕事に追われてばかりのリーダーAさんは、会議となると直属の上司に完璧な準備を求められ、会議当日に失態をしないために、「会議のための会議」までありました。前日には、会議資料を完璧なものにするべくシミュレーションを行い、ツッコミどころのない完璧な資料および発表内容に仕上げるなど、会議のための準備に相当な時間をかけています。

ただでさえ忙しいのに、会議前は仕事が止まり、さらに仕事に追われるようになるAさんは常に疲れていました。

事前準備をしっかりすることは、会議の時間をムダにしないためにも大切です。しかし、事前準備に時間をかけすぎるのも問題です。

会議の場には上層部なども参加することがあり、業績が悪い場合や提案のニーズが合っていない場合などには厳しい叱責を受けることもあるでしょう。そうすると、会議時間も長くなるかもしれません。ですが、忘れてはいけないのが、社内の上層部のための資料は1円も生まないことです。

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