なぜか「仕事が速いリーダー」が朝にはしないと決めていること

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3つ目は、朝という時間帯の特性です。

実は、これが最大の理由です。クリエイティブな仕事など頭を使う仕事は朝に限定せず、自分の生産性がいちばん高くなる時間帯にすればいいのですが、それでも多くの人の生産性が高い時間帯は「朝」です。

ちなみに、人と会って話をするのに適した時間帯は「午後」です。ですから、朝という時間をミーティングに充てることは、仕事のパフォーマンスという面ではとても矛盾しているのです

ミーティングには適していない金曜日

ミーティングを行うのに適さない日もあります。それは、金曜日、もしくは休前日です。

特に、報告会議などの叱責を伴う可能性のある会議は、たとえ夕方であっても金曜日に行うのは望ましくありません。

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叱られたあとに休日があるから気分転換になるのではないかと考えるかもしれませんが、実際、多数のビジネスパーソンに聞いてみたところ、休み前に叱責されると休み中まで引きずってしまうという意見が多くありました。

叱られたら、誰しも落ち込みます。そして、その落ち込みを挽回できてはじめて、復活することができます。休前日だと、挽回の機会を得ることのないまま週末(休日)を迎えることになってしまうため、落ち込みがどんどん深くなっていってしまいます。

適正な時間の使い方ができると、パフォーマンスが上がり、仕事もスムーズに進みやすい環境になります。

試しに一度、ミーティングの時間帯を変えてみてください。その効果が体感できるはずです。

吉田 幸弘 コミュニケーションデザイナー/上司向けコーチ

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よしだ ゆきひろ / Yukihiro Yoshida

経営者・中間管理職向けに、人材育成、チームビルディング、売り上げ改善の方法を中心としたコンサルティング活動を行っている。「管理職研修」をはじめ、「褒め方・叱り方・伝え方をベースにしたコミュニケーションセミナー」「モチベーションアップセミナー」「アンガーマネジメントの理論をベースにした感情マネジメントセミナー」「上司の総合力をアップする上司塾」などを主催。

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