なぜあの人だけ早く帰れるのか? 「仕事が遅い人」と「仕事が速い人」の決定的な違い

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真: miyuki ogura/PIXTA)
気がつけば今年も師走。連休前に片づけたい仕事、年末進行で動く案件……。何かとバタバタし、仕事に追われて休む暇もない、という人は多いのではないでしょうか。しかし、同じように大量の仕事を抱えているはずなのに、仕事を驚くほど速くこなし、プライベートまで充実させている人がいます。この違いは、どこから生まれるのでしょうか。
答えはズバリ、「時間とエネルギーの使い方」。仕事が速い人は、本当にやるべきことに集中し、ムダな仕事は積極的に「捨てている」のです。
美容師としてキャリアをスタートし、様々な起業を手掛け、ホテルのオーナーでもある起業家プロデューサーの後藤勇人氏が、著書『仕事が速い人がやっている 捨てる仕事術』から、デキる人の仕事の「捨て方」を解説します。

目の前の8割の仕事は捨てていい

「忙しい」「時間がない」「疲れた」……。最近、そんなことばかりつぶやいていませんか?

仕事柄、多くのビジネスパーソンの方とお会いするのですが、話を聞いてみると、「やることがいっぱいあって……」と口を揃えて言います。

一方で、仕事もこなし、結果も出し続け、プライベートを満喫している人もいます。経営者だけでなく、会社勤めの方にも、いわゆる「仕事が速く、結果を出し続けている人」が少なくありません。なぜ、こんなに差が生まれるのでしょうか。その答えはとてもシンプルです。仕事が速い人は、「仕事に追われていないから」、はっきり言うと、「仕事を捨てているから」です。

「パレートの法則(80対20の法則)」をご存じでしょうか。結果の大部分は全体のほんの一部(20%程度)の要素によって生み出されているというもので、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見し、ビジネスや日常生活など、様々な分野に応用されています。

この法則に当てはめると、今、自分がやっている仕事の80%は重要ではなく、20%の成果しか生み出していないことになります。言い換えると20%の仕事が結果を生み出す重要な仕事であり、残りの80%の仕事は「しなくてもいい」となります。

つまり、目の前の8割の仕事は捨てて良い、と言っていいのです。

次ページ「意識高い系」を演じるのはやめる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事